更新日: 2016年10月31日
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【徹底比較】「CPAP(シーパップ)」と「マウスピース」ってどっちが睡眠時無呼吸症候群に効果があるの?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療としてよく使われる「CPAP」と「マウスピース」。両者にはどのような違いがあるのでしょうか?治療の有効性、かかる費用、手軽さ、汎用性などさまざまな面からメリットとデメリットを比較してみました。

CPAPとマウスピース、それぞれの治療法の仕組みとは?

マウスピースを使った治療法

Mukokyu 7a 出典:http://www.ogaki-shika.com/shinryo-mukokyu.html
31 出典:http://ha-shiritai.com/sleep-apnea-syndrome-mouthpiece/
マウスピースを使って、下顎を前につきだした形で固定し、舌の落ち込みを防ぐとともに気道を確保する方法です。マウスピースは歯科医院で作ってもらうのが一般的のようです。

CPAPを使った治療法

Pic01 出典:http://mukokyu-lab.jp/treatment.html
CPAP装置を医療機関からレンタルし、寝ている間、装着し続けます。装置から鼻マスクへ空気が送られて気道を広げ、無呼吸になることを防ぎます。

<CPAPとマウスピース比較>どちらの方が効くの?

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CPAPは重症(1時間あたり無呼吸低呼吸が30回以上)の方に、マウスピースは軽症から中等症(1時間あたり無呼吸低呼吸が15回以上30回未満)の方に有効とされています。

ただし、一部の研究によっては、中等症から重症の患者でも一定の効果が見られ、マウスピースとCPAPの効果は変わらなかったという研究結果も出ています。これは、CPAPの方が無呼吸低呼吸の回数を減らす効果は高かったものの、空気の圧が苦しかったり、喉が乾燥してしまったりで違和感を感じ、外してしまった人が多かったためと考えられています。

一方、マウスピースは無呼吸低呼吸の回数を減らす効果は低かったものの、長時間着用することができた人が多かったため、結果として一晩の間に無呼吸低呼吸を低減する効果は両者とも変わらないという結果が出たようです。

福岡病院CPAPニュース(PDF)

<CPAPとマウスピース比較>費用や利用方法は?

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CPAPのレンタル利用

・かかる費用:保険適用を受けてCPAPレンタル料1ヶ月約5,000円(自己負担三割の場合)、検査費や入院費がかかります。

・利用方法:保険適用を受けるには睡眠時無呼吸症候群の症状が重症であるという診断が必要です。医療機関での1泊2日の入院が必要で1時間あたりのAHI(無呼吸状態や低呼吸状態)が20回以上あるなどの条件を満たす必要があります。治療には定期的な通院(月1回程度)が求められます。

マウスピースの購入

・かかる費用:保険適用を受けられるタイプ(上下固定式)で1万円ほど、保険適用外のタイプ(上下分離式)で15万円ほど。そのほか市販されている安価なものもあります。保険適用を受けるには検査費・診療費などが別途必要となります。

・利用方法:保険適用を受けるには睡眠時無呼吸症候群の症状であるという診断が必要で、医療機関で証明書を取得し、歯科医院でマウスピースを作ってもらう必要があります。重症かどうかという診断まではいらないため、入院までは必要なく外来の診断で済むようです。

<CPAPとマウスピース比較>メリットとデメリットとは?

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CPAPのメリット

・無呼吸低呼吸の回数を減らす効果が非常に高い
・一定の条件下で保険適用を受けることができ、比較的安価。

CPAPのデメリット

・使用前に1泊2日の入院が必要
・寝ている間の機械音が気になる
・メンテナンスが必要(マスクやチューブの洗浄、フィルターの交換など)
・持ち運びしにくい(本体、鼻マスク、チューブで重さは1〜2キロ)
・鼻マスクに息苦しさを感じたり、顔のまわりにマスクの跡が付くことも…
・軽度な症状の場合、保険が適用されない

マウスピースのメリット

・小さくて持ち運びしやすい
・電源がなくても使用できる
・市販されているため自分で購入することもできる(保険適用は受けられない)

マウスピースのデメリット

・入れ歯の方や歯槽膿漏の場合、マウスピースは使えない
・保険適用を受けるには睡眠時無呼吸症候群の診断を内科などで受けた上で歯科医に行く必要がある
・オーダーメイドのため制作に時間がかかる
・下顎に痛みが出る場合がある

おわりに

今回、CPAPとマウスピースのメリットやデメリットをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。それぞれ、併用して旅行や出張のときはマウスピース、普段はCPAPなどと使い分けることも可能です。

辛い睡眠時無呼吸症候群ですが、治療にあたっては多くの選択肢があります。今回ご紹介したCPAPとマウスピースに加えてナステントという選択肢もありますよ。さまざまな選択肢の中からご自分に合ったものが見つかるといいですね。

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