更新日: 2016年07月22日
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早起きは体に悪い!「早起きは三文の徳」は間違いだった!?

「早起きは三文の徳(得)」と昔からいわれており、早起きするとよいことがあると考えられていました。しかし、最近の研究で必ずしも早起きが体によいわけではないことが明らかになってきました。今回は、早起きに関する研究結果や早起きが体に悪い理由について、わかりやすくまとめます。

「早起きが体に悪い」という研究結果が!?

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イギリスのオックスフォード大学の研究チームは、「人間の体内時計」に関する興味深い研究結果を発表しました。研究結果によると、10歳~55歳までの人が、朝の9時頃の始業時間に間に合わせて起きることが、「毎日2~3時間の睡眠不足につながっている」というのです。
そして慢性的な睡眠不足は、体に悪い可能性があるとのこと。

個人差はあるものの、理想的な起床時間は15~30歳であれば9時、31~64歳で8時、65歳以上だと7時だそうです。

早起きはなぜ体に悪いのか?早起きが体に悪い理由

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オックスフォードの研究チームの報告によると、すでに決められた体内時計に逆らうように早起きすると、体の中のリズムが崩れるので体に悪いということです。
体内時計は、目が光を浴びると昼と夜のサイクルに合うようにセットされるといわれています。
体内時計の時間と、日常の行動や体の代謝、生理的なリズムは常に同調しています。

具体的には、「睡眠と覚醒のリズム」「体温」「ホルモンの分泌」「各臓器のはたらき」は、体内時計と同調しているものです。
早起きによって体内時計の乱れが生じると、さまざまな組織や臓器が揃って働くことができなくなるので体に悪いといわれています。

早起きすることで「起こりうる体への弊害」

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早起きによって体内時計に乱れが生じると、体の中のバランスが崩れてさまざまな病気を引き起こす可能性があります。
体内時計の乱れによって、「特に睡眠と覚醒のリズムは乱れやすい」です。
今までの医学研究によって、睡眠不足によって糖尿病や肥満、認知症、うつ病、高血圧などの疾患の発症リスクが上昇することがわかっています。
睡眠不足によって、遺伝子の発現が変化することも明らかになっており、体への悪影響が心配されています。

子どもにとって「理想的な授業開始時間」とは

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年齢によって理想的な起床時間があり、その時間より前に起きる早起きは体に悪い可能性があることがわかりましたよね。
では、実際に子どもにとって「理想的な授業開始時間」は何時になるのでしょうか?
成長と睡眠パターンを調べた研究では、【10歳の子どもの理想的な授業開始時間は8時30分から9時】、【16歳では授業開始は10時から10時30分】という結果が出ています。

学習時間や帰宅時間を考慮すると、理想の授業開始時間で始まることは実際には難しいかもしれませんが、今までの研究から授業開始時間を遅らせることによる体へのよい効果は明らかになっています。

おわりに

早起きは体内時計を乱し、体内の代謝や各臓器がうまく働かなくなるので体に悪いという学説があるようです。
日本には「早起きは三文の徳」という言葉がありますが、オックスフォードからの研究結果によると徳どころか病気を誘発する可能性がありそうです。
今後も早起きと体への影響に関するさらなる研究が期待されます。

世の中には、「ショートスリーパー」と呼ばれる、睡眠時間が短くても大丈夫な人もいますので、全ての人にとって早起きがダメというわけではありませんが、無理な早起きは控えましょう。

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