更新日: 2016年07月22日
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【睡眠時無呼吸症候群】CPAP治療の費用って?保険適用されるの?

睡眠時無呼吸症候群に対する治療法は、生活習慣の改善からはじまり、CPAP(シーパップ)治療やマウスピース療法、必要があれば手術療法など個人によって異なります。今回は、睡眠時無呼吸症候群の治療法のひとつであるCPAP治療のメカニズム、メリット、デメリット、費用、保険適応などについてご紹介します。

そもそもCPAP治療って?

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CPAP(シーパップ)とは「Continuous Positive Airway Pressure」の略で、日本語に訳すと「持続陽圧呼吸療法」といいます。名前の通り、「寝ている間に持続的に空気を気道に送り込んで、圧を加えることで今まで閉塞していた気道を押し広げ、体に必要な酸素を供給する効果がある治療法です。

CPAP治療はいきなり始められるものではなく、まず睡眠時無呼吸症候群を専門にしている病院を受診し、医師の診察を受けます。その後、睡眠時無呼吸症候群の重症度を判定する検査を行い、一定の基準を満たす睡眠中の無呼吸がある場合に治療開始となります。

CPAP治療の費用と効果、保険適用の基準とは

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CPAP治療は、検査結果により睡眠時無呼吸症候群の重症度が一定の基準を満たせば保険適用となります。

保険適用の基準とは、終夜睡眠ポリグラフという検査を行ってAHIが20以上、または、簡易型検査でAHIが40以上というものです。終夜睡眠ポリグラフとは寝ている間の無呼吸の程度と酸素濃度の低下などを測定する検査のことで、AHIとは1時間あたり10秒以上の無呼吸状態がどれくらいあるかを示す指標です。AHIが高いほど重症ということを表します。

保険適用の基準を満たすと、3割負担で1か月の医療費は約5000円になります。保険適用にならない場合には、機械にもよりますが自費で約20~30万円です。

知っておきたいCPAP治療のメリット・デメリット

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どんな治療にもメリット・デメリットがあります。治療前に自分が行う治療法のメリット・デメリットを把握しておくことは大切です。

CPAP治療のメリットは、睡眠中の無呼吸が改善し、体への負担が減ることが挙げられます。また、治療によって日中の眠気や頭痛などの睡眠時無呼吸症候群に伴う症状が減ることが多いです。

一方で、CPAP治療を開始するとマスクを装着し、持続的に空気が流れ込むので違和感があり、なかなか眠れなくなる人もいます。喉や鼻が乾燥してしまうことやCPAPから送り込まれる空気を無意識のうちに飲み込むことによってお腹が張ることもあります。
しかしこれらのデメリットは、治療に対する慣れやマスクのフィット感の確認などによって改善する可能性も高いです。

睡眠時無呼吸症候群の治療は早めに始めましょう

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睡眠時無呼吸症候群は、肥満や糖尿病、心臓病や脳血管疾患など命に関わる可能性もある病気を合併することが知られています。日中の眠気や集中力低下により、交通事故のリスクも増えます。睡眠中の呼吸停止やいびきを家族に指摘された時には、なるべく早めに病院に行くようにしましょう。
検査をすることによって睡眠時無呼吸症候群の重症度がわかり、適切な治療を受けることができます。
保険適用となれば自己負担も月に約5000円ですむため、なるべく早めに治療を開始した方がよいでしょう。

旅行用にCPAP以外の無呼吸・いびき対策グッズを持っていると安心!

CPAPは重さが1キロ〜2キロ程度あり、持ち運ぶには少し重いですよね。
さらに、CPAPは常に電源が必要なので、飛行機やバスなどの移動時には使用ができないケースもあります。(飛行機会社によっては、電源を特別に用意してくれるなどの対応をしているところもあるそうですが、稀です。)

ですので、旅行などのときには、CPAPは向きません。
ですが、向かないからといって旅行時に何も対策をしないというのは不安ですよね。

軽量で、電源を必要としない無呼吸対策グッズですと、最近話題の鼻チューブ「ナステント」や、「マウスピース」などがおすすめです。

普段は、CPAPしか使っていないが、旅行時は「ナステント」や「マウスピース」を使っているという方もいるようです。

旅行時も安心して、熟睡できるように、旅行用の無呼吸対策商品も日頃から準備しておくと良いかもしれません。

持ち歩き可能ないびき対策グッズとは?

軽量で使い捨てできる! 鼻チューブ型グッズ「ナステント」


国内メーカーにより2014年から販売されたのが「ナステント」という一般医療機器。これは鼻から口蓋垂(のどちんこ)まで鼻チューブを挿入し、気道を確保することで、無呼吸になることを防ぎます。

チューブを挿入して気道を確保するという方法自体は、救急医療現場で気道確保などに使われてきたものの応用だとか。




見た目はアレだが、効果あり?「口呼吸防止テープ」


口呼吸防止テープは、いびきの大きな原因の1つである「口呼吸」を、口に直接テープを貼るという方法で、いびきを防止するいびき対策グッズです。
中にはガムテープなどで代用する人もいるようです(笑)




付けてても目立たない「マウスピース」


マウスピースは、寝る前に下アゴを少し前に固定するという方法で、気道を確保し、いびきを防ぐいびき対策グッズです。
慣れるまでは起きた時にちょっと口が痛いらしい…

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まとめ

睡眠時無呼吸症候群に効果的なCPAP治療についてまとめました。最近では、CPAP治療に用いる機械が小型化しているので、旅行先や出張先への持ち運びも楽なようです。
検査結果で一定の基準を満たせば、CPAP治療も保険適用になります。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる時には医師に相談し、適切な治療を受けたいですね。

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