更新日: 2017年07月18日
779 view

いびき対策のCPAPが息苦しい・・・代用手段はある? 改善方法はないの?

CPAPは、いびきや睡眠時無呼吸症候群の有効な治療手段のひとつですね。しかし、人によっては、CPAPが息苦しかったり、違和感を感じてしまうことから、途中で使用を中断するケースも少なくありません。そこで今回は、CPAPの代用になる手段についてご紹介します。

【代用手段の前に】CPAPを使用するデメリットとは?

Retina pixta 27257219 s
CPAPとは、鼻にマスク状の装置を装着し、そこから空気が送り込まれる機械です。強い空気圧で気道を開き、無呼吸になるのを防ぐことができます。治療効果が高く、また深刻な副作用心配もほとんどなく安全であることから、睡眠時無呼吸症候群の治療法としては、最もよく選択されています。

ただ、慣れるまでは、違和感を感じやすく、なかなか寝付けずに、睡眠不足を招く場合もあるようです。慣れると、そのような問題は解消されますが、中には、CPAPが合わずに、装着を断念してしまうケースも多々あるようです。

CPAPが合わないケースは主に以下の通りです。
Retina pixta 27257630 s  1

1使用しても効果がない人も

CPAPを装着することに特に抵抗はないものの、効果をまったく実感できない人もいます。その人にとってCPAPによる治療方法そのものが合わないということになります。

2空気圧が合わない

CPAPの装着を開始した当初によくあるケースです。空気圧が合わず、息苦しさを感じる場合も多いです。空気圧を弱めると、息苦しさが軽減しますが、気道を開く効果は下がってしまいます。

そのため、息苦しさを解消しつつ、必要な空気圧を保つ、微妙な調整が必要です。空気圧を適切に調節することで問題が解決できるケースもあります。

3鼻や喉が乾燥する

Retina pixta 27088085 s
就寝中に気道を確保するために、絶えず空気が送り込まれます。鼻やのどが乾燥して、それが元で、炎症を起こしたり、風邪をひきやすくなる場合があります。この場合は、加湿器を使用することで改善が望めます。

4鼻づまりがひどい

アレルギー性鼻炎などで鼻づまりがひどい場合は、CPAPそのものが合わないことになるようです。鼻づまりを治療することで使用可能になる場合もあります。

5動きが制限され、寝返りが打てない

Retina pixta 27609115 s
寝ている間、ずっとCPAPを装着している必要があります。チューブにはある程度の長さがありますが、かなり動きは制限されてしまうでしょう。寝返りの多い人はストレスを感じたり、不眠につながる可能性も。

6横で寝ている人に迷惑がかかる

Retina pixta 24863032 s  1
寝ている間、CPAPからは空気が送られ続けます。機械音と微風が常に流れてくる状況です。隣で寝ていて、これらの音や風が気になって眠れなくなってしまう人も。慣れると気にならなくなる人も多いようなので、これは人それぞれと言えるでしょう。

7機械のメンテナンスが面倒

メンテナンスが面倒という理由から使用を断念するケースもあるようです。

8定期的な受診が面倒

Retina pixta 23213646 s  1
CPAPは保険適用なので、安くなりますが、その代わり、月に1回医療機関を受診する必要があります。多忙で月1回の受診が困難という理由から断念するケースもあります。

【CPAPの代用方法】マウスピースの装着

Retina pixta 5823981 s
CPAPが合わない場合、その代用として、マウスピースを装着するという方法があります。歯の間にマウスピースを挟み、下あごを前に突き出すような形でかみ合わせをずらします。これにより、舌が下がって気道をふさぐことを予防してくれるそう。

マウスピースは、CPAPに比べると、違和感や体への負担も少ない点が魅力といえるでしょう。ただし、マウスピースによる治療法が適用できるのは、基本的に、睡眠時無呼吸症候群の症状が軽度~中度と診断された場合に限られるようです。

かみ合わせをずらして、いびきを防ぐ仕組みなので、鼻づまりがひどくて口を開いて寝ているような場合には、あまり効果が期待できないとか。

また、歯周病や虫歯、入れ歯をしているなど、口腔内に問題がありマウスピースそのものの装着が困難な場合は、この方法を活用できないケースもあります。

【CPAPの代用方法】鼻または喉の手術

Retina pixta 32048232 s  1
睡眠時無呼吸症候群には、さまざまな原因があるそう。

例えば、

・肥満が原因で喉の周りの脂肪が気道を狭めている
・あごが小さかったり、喉の形状が原因で気道が狭い
・鼻づまりや鼻の形態異常が原因で、鼻で息ができず、口呼吸になりやすい

などなど、多くの原因が想定されます。

患者ごとに異なる原因を調べ、症状を軽減できる手術方法を選ぶことになるようです。ご自身の状況によって、どんな手術方法になり、いくらくらいかかるのかがわからないことは、患者さんにとって不安材料かもしれませんね。

また、人によっては術後の痛みが生じるケースもあるようです。

【CPAPの代用方法】鼻チューブ「ナステント」の装着

Retina retina sec05 img05
鼻チューブ(ナステント)とは、鼻腔内に挿入することで気道を確保するチューブ状の医療機器です。

就寝前に、左右どちらか一方の鼻から、喉の奥(口蓋垂)まで挿入することで、就寝中の気道を確保し、いびきや無呼吸を防ぐことができます。挿入しやすいように、極めて軟らかい素材でできていて、痛みや違和感を感じることになく、鼻の粘膜を傷めることもありません。

毎回使い切りになっているため、面倒なメンテナンスが不要で、毎回清潔なものを使用することができます。

ただし、鼻づまりがひどかったり、鼻に炎症があったりする場合は使用できないようです。

おわりに

いかがでしたか?CPAPも今回こちらでご紹介したCPAPの代用方法も、どれも対処療法にすぎません。やはり、根本的に睡眠時無呼吸症候群を改善するためには、肥満の改善をはじめ、生活習慣を見直し、良質な睡眠を得るための心がけが大切になるようです。

アクセスランキング

1

睡眠障害の主な種類6タイプとそれぞれの症状の特徴

921view
2

睡眠のゴールデンタイムに根拠はなかった!? それより重要なのは◯◯?

1558view
3

【知っているようで知らない!】夜更かしのデメリット

177721view
4

1分で眠れる!? 瞬時にリラックスして寝てしまうと噂の睡眠呼吸法とは?

1897view
5

ナルコレプシーとはどのような病気なの? 症状、原因やその治療法とは?

821view

おすすめキーワード