更新日: 2017年08月24日
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なぜ夢を見る? 夢を見る理由とメカニズムを解説

あまりにもリアルな夢を見て、はっと目覚めた時に、「ああ、夢でよかった」と、安堵した経験や、逆に「なんだ夢だったのか」とがっかりした経験は、多くの方がお持ちのことでしょう。そもそもなぜ、ひとは夢を見るのでしょうか? そこで今回は、誰もが一度は不思議に思ったことのある夢のメカニズムについてご紹介します。

夢を見ている間、眼球も動いている!? 夢のメカニズムとは?

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脳は、日中だけでなく、睡眠中も活動しています。もちろん、睡眠中に脳が休んでいる時間もあります。睡眠中も脳が活動している状態をレム睡眠、脳が休んでいる状態をノンレム睡眠と呼んで区別しています。

レム睡眠中も、ノンレム睡眠中も夢を見ることが明らかになっています。しかし、ノンレム睡眠中の夢は、ちょうど静止画像のような動きもストーリー性もない夢で、見ても全く覚えていない場合が大半だということです。

これに対して、レム睡眠中は、夢をリアルな映像として見ることができます。実験でレム睡眠中に夢を見ている時の脳の状態を調べたところ、脳の頭頂後頭葉皮質と呼ばれる視覚を司る領域が反応していて、眼球も盛んに動いていたそうです。

このことから、脳の頭頂後頭葉皮質という領域が、何らかの刺激によって興奮状態に陥ったときに、脳に存在している記憶の断片がランダムにつながって、映像化されるということがわかります。実際にその映像を見ているかのようなことが脳の中で起こっているんですね。これが夢の正体と言えます。

ちなみに別の実験で、被験者が起きている状態で、この脳の頭頂後頭葉皮質を刺激したところ、目が覚めていて意識があるのにもかかわらず、白昼夢を見ているような非現実的な体験をすることも明らかになっているようです。

そもそもなぜ夢を見るの? 夢の役割とは?

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なぜ人は夢を見るのか? その理由については、主に以下のような説が有力であると考えられています。


1.記憶や情報の整理の効率化をはかるため

睡眠中に、脳が膨大な情報や記憶の整理を行う際に、その作業の効率化を図るために夢が必要だから、という説です。睡眠中に、脳は、その日に起こった出来事の中から、重要な情報と、そうでない情報を分類する作業を行っています。その際に、それらの情報を映像化することによって、作業効率を上げられる分、脳の負担が軽くなるというメリットもあるのかもしれません。


2.ストレスを解消するため

夢によって、日中に無意識のうちに抑えつけていた感情を解放することで、様々なストレスを解消することができると考えられています。


3.感情をうまくコントロールするための予行演習

夢は、これから現実に起きるかもしれない出来事の予行演習のために見るという説です。
夢であらかじめ疑似体験しておくことで、現実に似たような出来事に遭遇した場合、感情のふりはばを抑え、パニックにならず冷静に対処することができると考えられているようです。

4.深層心理を知るため

深層心理とは、潜在意識や無意識ともいわれていて、自分では気づくことのできない心理のことです。それが夢としてあらわれるという説です。そのため夢は深層心理を知るための手がかりになるようです。

どんな夢を見たか覚えておきたい!

人は、覚醒直前、すなわち非常に眠りの浅い状態に見た夢のことしか記憶することができません。それ以外のときに見た夢は記憶に残らないため、実際は夢を見ていても、見ていないということになってしまうようです。

ただ、夢を見た記憶はあるけど思い出せないということもありますよね。コツを覚えておくと夢を思い出しやすくなるそうですよ。以下の記事をご覧ください。
夢を記憶する方法がある? 夢の役割やメカニズムとは?

おわりに

夢の詳細なメカニズムについては、現時点では、まだまだ未知の部分も多々あるようです。メカニズムがすべて解明されていない以上、なぜ夢を見るのかについても、誰も正確には答えられないというのが本当のところのようです。
でも、全てがわからないからこそ、面白いのかもしれませんね。

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