更新日: 2017年10月10日
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○○の不足が原因だった! 無呼吸で多血症になるメカニズムとは?

睡眠時無呼吸症候群により、睡眠中に無呼吸の状態が繰り返されると、多血症を発症しやすくなるようです。それにしても、なぜ、睡眠中の無呼吸によって多血症が発症しやすくなるのでしょうか?そのメカニズムについてこれから詳しくご紹介します。

赤血球が多く作られすぎてしまう!? 多血症の症状、原因とは?

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多血症とは、様々な原因によって、赤血球が必要以上にたくさん作られてしまう疾患です。多血症は、赤血球増加症とも呼ばれています。

赤血球が必要以上に増えすぎてしまうと、血液が、いわゆるドロドロ状態になって、流れが悪くなります。その結果として、あらわれる症状には、頭痛や耳鳴り、めまい、赤ら顔、入浴後の全身のかゆみ、高血圧と、非常に多岐に渡ります。症状がまったくあらわれない場合もあるようです。

また、血液がドロドロになることによって、血栓ができやすくなるため、脳梗塞や虚血性心疾患など、血管に血栓が詰まることが原因の疾患の発症リスクが増大します。

多血症は、真正多血症と二次性多血症に大別されます。真正多血症は、原発性赤血球増加症とも呼ばれて、造血幹細胞に問題があることが原因で、過剰に赤血球が作られてしまうために発症します。真正多血症は、現時点では、完治が難しいとされ、症状を抑えたり、血栓を予防したりする対処療法が行われています。

二次性多血症は、二次性赤血球増加症とも呼ばれ、造血幹細胞には問題がないものの、その他の様々な原因によって、過剰に赤血球がたくさん作られてしまうために発症します。二次性多血症の場合は、原因を取り除くことで完治が望めることも多いようです。

一見、多血症と関係なさそう!? 睡眠時無呼吸症候群とは?

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睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に、無呼吸の状態や呼吸の浅い状態が繰り返される疾患です。睡眠中に無呼吸の状態が、1時間に5回以上起こると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

睡眠時無呼吸症候群は、治療せずに放置すると、日常生活に様々な支障が生じるだけでなく、心臓疾患や脳卒中などの重篤な疾患の発症リスクが増大するため、早期発見早期治療が極めて重要です。睡眠時無呼吸症候群は、本人が気づきにくく、放置されやすい点が問題となっています。

睡眠時無呼吸症候群だと多血症を発症しやすいってホント!?

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睡眠時無呼吸症候群により、発症しやすい多血症は、二次性多血症の方です。

睡眠時無呼吸症候群により、睡眠中に呼吸が停止したり、浅い呼吸になったりすることにより、十分に酸素が取り込めない状態が続くと、血液中の酸素が不足してしまいます。血液中の酸素が不足すると、腎臓が反応して、酸素の運搬能力を高めるためにエリスロポエチンという造血に関与するホルモンを分泌させ、赤血球をたくさん作るよう骨髄に働きかけます。

その結果、赤血球が増産されますが、必要以上に増えすぎてしまうと、多血症を発症します。多血症は、睡眠時無呼吸症候群と同様に、発症しても本人は自覚しにくいです。そのため、健康診断の血液検査で異常数値が示されて初めて発見されるケースが多々あります。

二次性多血症と診断され、その原因が、睡眠時無呼吸症候群である場合は、睡眠時無呼吸症候群を治療することで、完治が望めます。

おわりに

睡眠時無呼吸症候群も多血症も、自覚しにくいため、知らず知らずに症状が悪化しやすいので、その点はくれぐれも注意が必要です。どちらかの症状に何か少しでも思い当る点がある場合は、専門の医療機関への受診をおすすめします。

無呼吸の治療法には何がある? 知っておきたい治療法3選

軽量で使い捨てできる! 鼻チューブ型グッズ「ナステント」


国内メーカーにより2014年から販売されたのが「ナステント」という一般医療機器。これは鼻から口蓋垂(のどちんこ)まで鼻チューブを挿入し、気道を確保することで、無呼吸になることを防ぎます。

チューブを挿入して気道を確保するという方法自体は、救急医療現場で気道確保などに使われてきたものの応用だとか。一度買ってしまえば後はオンラインで購入でき、手軽なのもポイントです。




重度の睡眠時無呼吸症候群に効果大! 機械で空気を気道に送り込む「CPAP」


CPAP治療では、鼻マスクを装着し、機械から空気を送り込みます。その風圧で気道を広げ、空気を送り込むことで、無呼吸になることを防ぐ仕組みです。喉が乾燥しやすい、毎月通院する必要がある、などのデメリットもありますが、重度の患者さん向けの標準治療だそうですよ。




口蓋垂(のどちんこ)や鼻腔を広げる「手術」


患者ごとに原因を特定し、それによって異なる手術方法が選択されます。のどが狭かったり、口蓋垂(のどちんこ)が大きいことが原因の場合、口蓋垂(のどちんこ)の一部とその周辺部位を切除します。また原因が鼻腔が狭いことや鼻づまりの場合には、それを解消する手術になります。

ただし、睡眠時無呼吸症候群の原因は特定しきれないことも多く、手術を受けても必ず睡眠時無呼吸症候群が解消するとは限らず、その後も治療が必要になることもあるそうです。

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