更新日: 2017年10月16日
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過眠症と肥満には密接な関係が! そのメカニズムと対処法とは?

よく眠ったはずなのに、日中耐えがたい眠気に襲われる過眠症。過眠症にはいくつかタイプがありますが、その中のひとつに肥満と密接な関係のあるタイプがあります。太って肥満体になると、この過眠症になりやすいと考えられています。なぜそうなるのか?そのメカニズムと対処法についてご紹介します。

ロングスリーパーとは違う! そもそも過眠症とは何?

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過眠症とは、夜に十分な睡眠時間を確保しているのにもかかわらず、日中に耐えがたいような眠気に襲われてしまうという睡眠障害の一種です。

睡眠障害といいますと、すぐに不眠症を連想しがちですが、どちらかといえば働き盛りに多いのは、過眠症の方で、20代~50代までの全勤労者の実に1割近くも占めるといわれているようです。

過眠症は、その原因によって、大まかに2種類に分けることができます。一つ目は、脳の睡眠を司る機能異常が原因の場合で、この過眠症の代表例がナルコレプシーです。

二つ目は、睡眠中に身体の状態の異変が原因の場合で、その代表例が睡眠時無呼吸症候群です。そして、肥満と関係する過眠症は、この睡眠時無呼吸症候群なのです。

肥満と過眠症の関係

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過眠症の原因になる、睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に、舌のつけ根や軟口蓋(のどちんこ)が緩んで、気道を塞いでしまうことで、無呼吸や呼吸の浅い状態が一晩に何度も繰り返される疾患です。呼吸の浅い状態のときに、大いびきをかくことが特徴です。
通常、10秒以上の無呼吸の状態が1時間に5回以上繰り返されると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。これが、重症の場合になると、1時間に30回、一晩になんと200回以上も無呼吸状態に陥ってしまうということです。

身体が肥満すると、この睡眠時無呼吸症候群の発症リスクが増大します。これは、肥満により、喉まわりや舌にも脂肪がたくさんつくことで、より気道が塞がりやすくなるためです。

睡眠時無呼吸症候群に陥ると、無呼吸になるたびに覚醒反応が起こり、睡眠が中断されてしまうため、睡眠の質が悪くなります。当然、無呼吸の回数が増えれば増えるほど睡眠の質も悪くなります。その結果、慢性的な睡眠不足を招くことで、日中に耐えがたい眠気に襲われる過眠症を発症します。

さらに、睡眠不足になると、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減り、逆に食欲を増進させるホルモン(グレリン))の分泌が増えるため、ますます肥満を招くことになります。その結果、喉まわりやや舌の根につく脂肪も増えると、さらに気道が塞がりやすくなり、睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化する、という悪循環が生じてしまいます。

肥満による過眠症の対処法

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肥満の改善に加え、睡眠時無呼吸症候群を治療することが最も適切な対処法となるでしょう。

幸い、睡眠時無呼吸症候群が原因の過眠症は、睡眠時無呼吸症候群を治療することで、ほぼ完治が望めます。

睡眠時無呼吸症候群の治療として最も有効といわれているのが、睡眠中に気道に空気を送り続けるCPAPという治療法です。そのほかに軽症の場合は鼻チューブ(ナステント)の装着やマウスピースの装着などが有効な対処法になるようです。

肥満の改善のためには、運動療法と食事療法を同時に実践することが対処法として有効です。

おわりに

いかがでしたか?肥満を解消することで、過眠症だけでなく、様々な疾患の発症リスクを大幅に軽減できます。これを機に、肥満予防&解消に積極的に取り組みましょう。

十分に寝たのに眠い・・・それイビキが原因かも!?


十分に寝たのに眠い・・・。そんなことが続いている場合、もしかしたら本人も気づかない間にいびきをかいているのかもしれません。ネルコト編集部おすすめのいびきグッズをご紹介しましょう。

軽量で使い捨てできる! 鼻チューブ型グッズ「ナステント」


国内メーカーにより2014年から販売されたのが「ナステント」という一般医療機器。これは鼻から口蓋垂(のどちんこ)まで鼻チューブを挿入し、気道を確保することで、無呼吸になることを防ぎます。

チューブを挿入して気道を確保するという方法自体は、救急医療現場で気道確保などに使われてきたものの応用だとか。




見た目はアレだが、効果あり?「口呼吸防止テープ」


口呼吸防止テープは、いびきの大きな原因の1つである「口呼吸」を、口に直接テープを貼るという方法で、いびきを防止するいびき対策グッズです。
中にはガムテープなどで代用する人もいるようです(笑)




付けてても目立たない「マウスピース」


マウスピースは、寝る前に下アゴを少し前に固定するという方法で、気道を確保し、いびきを防ぐいびき対策グッズです。
慣れるまでは起きた時にちょっと口が痛いらしい…

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