更新日: 2017年10月16日
1242 view

無呼吸だと大量の寝汗をかく!? 睡眠時無呼吸症候群と寝汗の関係とは?

睡眠中の無呼吸と寝汗には密接な関係があり、実際、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの多くは、寝汗に悩まされているようです。また、寝汗がきっかけで、睡眠時無呼吸症候群を発見できたケースも珍しくありません。無呼吸と寝汗の関係について、これから詳しくご紹介します。

睡眠の質を上げるために重要だった!? 寝汗をかく理由とは?

Retina pixta 18377941 s
寝汗とは、文字通り、寝ている間にかく汗のことです。人は、睡眠中におよそコップ1杯程度(およそ100㏄)の汗をかくといわれています。これは汗をかくことによって、日中の様々な活動によりヒートアップしている脳の温度を下げるためです。

寝入りばなに、汗をかくことで一気に体温が下がるために脳をクールダウンできます。その結果、ノンレム睡眠といわれる深い眠りに入り、脳をしっかりと休むことができるのです。このように本来、寝汗は、良質な睡眠を得るために大切な役割を持っています。
Retina pixta 26895458 s
通常、深い眠りから、浅い眠りであるノンレム睡眠に移行しますが、ノンレム睡眠中は、すでに脳がクールダウンしているために、もう温度を下げる必要がないために、汗はかきません。そのため、通常はレム睡眠中に汗はきれいに引くことになります。

深く眠れて脳がしっかりと休めている場合は、目覚めたときには汗もすっかり引いているため、寝汗が気になることはありません。

しかし、目が覚めた時に、気になるほどの大量の寝汗をかいている場合は、脳の温度がうまく下がらないため、下げようとして汗がなかなかひかなかったと考えられます。それはすなわち、深く眠れていなかったとも言い換えることができきます。そして、そうなる原因のひとつに、睡眠中の無呼吸があります。

睡眠中、運動している状態!? 無呼吸で大量の寝汗がでる理由

Retina pixta 24152206 s
睡眠中に無呼吸状態に陥ると、その分、酸素が不足するため、脳は休むことができません。
これは、不足分の酸素をなんとか補おうとして、脳が指令を出し、自律神経のうち交感神経を活発に動かすためです。その結果、より多くの酸素を脳に送り込もうとして、心拍数や血圧が上昇します。

これは、ちょうど眠りながらハードな運動を行っているような状態です。当然、体温も上がってしまい、その体温を下げるために、大量の汗が出ます。
Retina pixta 31480339 s
大量の寝汗をかく原因は、無呼吸のほかにも、心身のストレスなどがあります。ストレスがかかることで、自律神経のうち交感神経が活発になるため、心拍数や血圧が上がり、同様に大量の寝汗をかくことになります。

無呼吸でも強いストレスでも、脳がゆっくりと休めない=深く眠れない、という点においては同じですが、無呼吸の場合は、酸素が不足する分、脳をはじめとする身体へのダメージはさらに大きくなるといえるでしょう。

睡眠時無呼吸症候群が原因で寝汗をかいている場合は、そのまま放置すると、身体へのダメージが積み重なることになります。その結果、心筋梗塞をはじめ、生命を脅かすような深刻な疾患の発症リスクも増大します。

おわりに

いかがでしたか?毎晩、大量の寝汗をかいてしまう場合は、睡眠時無呼吸症候群の心配が出てきます。少しでも気になる場合は、念のために、専門の医療機関への受診をおすすめします。

睡眠時の無呼吸はどうやって治療するの? 治療法3選とは?

軽量で使い捨てできる! 鼻チューブ型グッズ「ナステント」


国内メーカーにより2014年から販売されたのが「ナステント」という一般医療機器。これは鼻から口蓋垂(のどちんこ)まで鼻チューブを挿入し、気道を確保することで、無呼吸になることを防ぎます。

チューブを挿入して気道を確保するという方法自体は、救急医療現場で気道確保などに使われてきたものの応用だとか。一度買ってしまえば後はオンラインで購入でき、手軽なのもポイントです。




重度の睡眠時無呼吸症候群に効果大! 機械で空気を気道に送り込む「CPAP」


CPAP治療では、鼻マスクを装着し、機械から空気を送り込みます。その風圧で気道を広げ、空気を送り込むことで、無呼吸になることを防ぐ仕組みです。喉が乾燥しやすい、毎月通院する必要がある、などのデメリットもありますが、重度の患者さん向けの標準治療だそうですよ。




口蓋垂(のどちんこ)や鼻腔を広げる「手術」


患者ごとに原因を特定し、それによって異なる手術方法が選択されます。のどが狭かったり、口蓋垂(のどちんこ)が大きいことが原因の場合、口蓋垂(のどちんこ)の一部とその周辺部位を切除します。また原因が鼻腔が狭いことや鼻づまりの場合には、それを解消する手術になります。

ただし、睡眠時無呼吸症候群の原因は特定しきれないことも多く、手術を受けても必ず睡眠時無呼吸症候群が解消するとは限らず、その後も治療が必要になることもあるそうです。

アクセスランキング

1

睡眠時間が足りないと太る? 痩せる? 睡眠中のエネルギー消費とダイエットに効く睡眠法とは?

441view
2

一番睡眠時間が長い動物は? 動物別睡眠時間一覧!

363view
3

【いびき対策グッズ調査2017】スノアサークルの効果&口コミ

591view
4

ハンモックで寝るのはあり? なし? ハンモック睡眠のメリット・デメリット

9611view
5

【寝ピク】入眠時に痙攣はよくある? 原因や対処法とは?

7956view

おすすめキーワード